ご訪問ありがとうございます

  • ★とりあえず、「ブログランキング」に参加しております。1日1回クリックしていただけると、うれしいです。↓↓
    にほんブログ村 教育ブログへ

最近のトラックバック

子どもの世界

2011年1月28日 (金)

先生、ぼくはヘビを見たことがありません

 授業中、ある子どもが言いました。

「先生、ぼくはヘビを見たことがありません。」

…授業中断。しばし沈黙…

 子どもたちは、3年生。もちろん、今まで立ち止まって考えたことはありませんでしたが、100パーセント、目の前にいる子どもたちの中に「ヘビを見たことがない」という子どもがいるとは思っていませんでした。つまり、そういう経験は前提として積んでいるものとして、日々の教育実践を組み立てていたと言えます。

「えっ、本当に? まじで? じゃあ、ヘビを見たことがない子は、どれくらいいるの?」

…何と、30人中7人が手を挙げました…

 子どもたちの生活丸ごとを捉えて、関わりを作っていく…などと、美しいことを何度も言ったり、書いたりしてきましたが、まだまだ子どもの世界を捉え切れていないで、思い込みで関わっていたことを知り、愕然としました。

 ちなみに、その後子どもたちにミニアンケートに答えてもらいました。この結果をご覧になって、いかがですか?

■次のものを、実際に見たことがない子どもの数(3年生・30人中)

  • ネズミ…9人
  • 牛…3人
  • トラ…0人
  • ウサギ…0人
  • ヘビ…7人
  • 馬…0人
  • 羊…7人
  • 猿…0人
  • 鶏…0人
  • 犬…0人
  • イノシシ…15人
  • たぬき…12人
  • 豚…2人
  • かめ…0人
  • ミミズ…0人
  • モグラ…17人
  • パンダ…15人
  • コアラ…1人

 わたしは、自分自身が前提としている(思い込みの)子どもの世界を、いったん白紙に戻して捉え直さなければならないのてはないかと思い始めています。ヘビのニョロニョロとした動きやその姿に、ドキッと驚いた経験もなく、「ギャー」と声を上げる体験もしていない子どもたちが、はたして教室という「学び」の世界で、いったいどれほどのドキドキワクワクを感じ取れるのだろうか…と思うのです。

 子どもの何気ないつぶやきから、大きな課題が、うっすらと見えてきました。

2010年12月20日 (月)

給食のいちごケーキ

 子どもたちには、こんな世界もあります。

   明日は楽しみ   く・り
 私が、今楽しみにしていることがあります。なんだか分かりますか。そうです。明日は、いちごケーキなのです。
 京都では、いちごケーキがないので、すごいと思いました。
 早く、明日になってほしいです。

   あしたから…  や・そ
 あしたから、弟が学校に行けることになりました。なぜ行けなかったのかというと、おたふくだったからです。そのおかけで、いちごケーキが食べられます。よかったなあと思います。
 弟のことがしんぱいで、空手を休みました。元気になってよかったと思いました。

 ほんの小さな給食のいちごケーキ。もちろん、それぞれのお家でケーキはたくさん食べているはずなのに、子どもたちはそれをとても楽しみに待っているんですよ。

「先生、明日は何の日か知ってる?年に一度のケーキが出る日だよ。」
と教えてくれる子もいました。

 子どもたちにとって、「学校のたのしさ」というのは、こういう世界も丸ごと含み込んだ世界なのだと、改めて確認。子どもたちを大切にするということは、子どもたちのこういう世界も大事にするということなのです。大人目線で、ばっさり切り捨てることがないようにしたいなあ。

2010年10月29日 (金)

子どもたちの現実にどう切り込むか

昨日届いたメールをご紹介します。子どもたちの現実。小学校低学年の話です。

子どもたちの現状に驚き少し混乱しました。 とにかく元気で素直で明るく笑顔の多い子どもたちでした。 純粋に伸び伸び育っている印象を持つ子どもばかりでした。 でも…「昼休みなにするの?」と聞くと

「裏山に行って自殺する」
「じゃぁ 僕は、あの木から飛び降りて顔から落ちて死ぬ。」
「じゃぁ 僕は、あの鉄棒から飛んで死ぬ。」
「じゃぁ 僕は、殺す。」

こんな感じで、笑顔でポンポンとかえってきました。
「死ぬ・自殺する・殺す…」など軽いジョークのように使っていました。

「そんなこと言わないで」
ってわたしがいうと
不思議そうな顔になって

「なんだ。このおばちゃん、おもしろくないんだって」

残念そうに言うのをやめましたが
次は替え歌を教えてくれました。

あまりにエグイ内容でしっかり覚えていませんが
わたしたちが昔「おまえのかあちゃんでべそ」っていっていたような感じでしょうか…

歌になっていて食べ物から物になって、パンツとかウンチとか出てくるんですが
ここまでは子どもらしいと思うのだけど
強姦や殺すや死ぬまで出てきて…
それも、無邪気に言うのでどう対応していいか困惑しました。
すごく嫌な顔をして耳をふさいで見せたら、
なんだぁ。これも嫌なのかって、残念そうにやめました。

すると次は絵本を持って来て読んでって言ってくれました。
これには素直に対応しましたよ。
集中して聞いてくれます。
わたしが喜ぶと思って言ったのですよね子どもたち…

今問題のセクハラサイコロ教師や殺人問題や脅迫文作成をさせる教師などの行為の理由が、子どもに興味を持ってもらいたいからでしたが、とても理解できなくて、どちらの感覚がわからなくて困惑します

小学生は、日常的にジョークとしてこんな言葉を使っているのですか?
先生の学校の子どもたちもそうですか?
だとしたら、何が問題でどうあるべきで、どう対応していかなければいけないとおもわれますか?

それとも学校の先生方はそれが普通と認識しているのですか?

教えて下さい。

 このメールに対して、わたしは次のように返信しました。

その話のケースは、初めて聞きました。 相当すさんでいます。一般化してはならないですね。

小学校低学年レベルでの、精神の犯され方、許容範囲を超えていると思います。
もちろん、子どもたちが独りでにそんな情報を得て、身に付けるはずはないから、どういう情報源なのかを見極める必要があるでしょう。学校は気づいているのか、気づいていて放置しているとすれば、かなり麻痺していると思います。

うちの子どもたち、かわいいものです。街の子どもたちの方が、そういう面ではすさんでいるとは思うのだけれど、情報の垣根は今やないに等しい。強力な情報源があれば、簡単に入り込むでしょう。

では、もし、私の教室にそんな子どもたちがいたら…。

1、まず、どこまで意味を理解しているのかを語らせる
2,どこからその情報を得たのかを語らせる
3,その上で、その歌詞や言葉の意味を教える
4,意味を理解した上で、どう感じたかを語らせる
5,そういう言葉は、自分が面白いと思っても、他人にとっては不快なものになることを伝える

と、とりあえずの指導をする。その上で、そういう俗悪「文化」を乗りこえる体験活動、学びを仕組んでいくということになるでしょうか。


2010年1月20日 (水)

社会科への手紙

 2月1日に、社会科の研究授業を行います。社会科というのは、わたしにとって最も難しい授業の1つ。新採の頃から、苦労してきました。もちろん、学習プリントを用意したり、体験活動とセットで展開したり、いろいろたのしいことはやってきましたけれども(笑)、実際はとても苦手なのです。

 それで、子どもたちの社会科学習への構えを調べるために、「社会科への手紙」というのを書かせてみました。次がその結果です。こんな風に書かせてみると、子どもたちの心の中が見えてきますね。マイナス評価の子どもたちの声には、ちゃんと応えられるような力量をつけなければと思います。

○社会は好きです。どうしてかというと,地図が好きだからです。ありがとう。
○あなたは,社会のおもしろいことをたくさん教えてくれてありがとう。おもしろい文化を教えてくれるのですき。
○社会くん,きみはなんでそんなに分かりやすいの?これからも,がんばって。
○社会くん,ぼくは社会の中で,調べ学習がとくにすきです。何か調べて,新しいことを知るのがおもしろいからです。ぼくは。はやく歴史のじゅぎょうがしたいです。
○社会くん,きみは何てすばらしい人なんだ。
○都道府県や日本のことはものすごく大好きです。これからも,日本のことをおぼえます。
○こんにちは,社会くん。いろいろおぼえられて,すごいですね!都道府県や,用水路をどうやって作っているかなど。
○わたしは,社会では調べ学習が一番好きです。いろいろ分かるからです。苦手なのは話し合いです。自分の意見を言いにくいからです。今,きょうみがあるのは歴史人物です。
○社会は,とっても大好きです。世の中の話題などを「ニュース」という番組で短い間にいろんな事を教えてくれるので,とても大好きですもっと,いろんな事(都道府県の名前とその位置など)を教えて下さい。待ってまーす!
○れきしや都道府県などなど,いろんな昔のことを教えてくれてありがとう。都道府県は,ちょっとだけ覚えられた。
○社会くんは,生活の中に使うものとかが,どうやってあったり,だれがつくったというところを調べるところが好きです。
○社会さん,わたしはあなたが好きです。なぜなら,大人になってからやくだちことをいろいろ教えてくれるし楽しいからです。社会科見学があるのも,社会さんのおかげです。この前のおふろのとき,水を出しっぱなしにしてしまって,「むだになるな。」と思って,とめました。これは,「水はどこから」の単元で勉強しました。これからも,よろしくお願いします。わたしは,社会さんがいなかったら,水を出しっぱなしにしていたと思います。
○こんにちは,あなたがいるおかげで,わたしはとっても社会が好きになり,もの知りになりました。あなたは,えらい!これからも,よろしくね。おうえんしてる。
○こんにちは!あなたはとてもわかりやすいです。わたしは,とくに社会科見学が好きです。これからも,がんばってくださいね!
○わたしは,とても社会が好きです。でも,いざアンケートをとると,「まあまあ好き」が多いでした。しかし,やっぱり社会が好きです。父や母に教えてることがあります。これからも,社会として成り立ってね。わたしもがんばります。
○あなたは,いつもおもしろい話題や,社会科見学などたくさんなことを分かりやすく覚えさせてくれて,すごいですね。
●おい社会,社会。なんでお前は,小学校のべんきょうにそんざいするのだ。いらないんだよ。なぜかというと,むずかしいから。
●社会くん,社会くん,ぼくはあなたがとても大きらいです。わるいことを言うんですが,この世からきえてください。あなたはすごくふくざつで,本当にきらいです。
●おい,社会。社会科見学以外は,消えろ。社会の時間を体育にしろ。
●あなたは,世の中にいなくてもいいです。社会科見学以外は,きえろ。すっごくおじゃまです。
●おい社会くん,なんであんなにつまんないんだよ。もっとかんたんにしてよ。社会なんかあっても,ちょっとしかうれしくないんだよ。そのうれしいのは,社会科見学だけだよ。社会がめんどくさい理由は,「のびゆく鹿児島」がこまかすぎるんだよ。
●社会くん,君の学習は社会科見学はおもしろいけど,あとはふつうなんだよ。
●社会はなんで,見学以外めんどくさいの?理由は,覚えるのが多いから。
●あなたは,なぜそんざいしているのですか?まじでぼくは,あなたがにくいです。
●わたしは,社会の勉強が「すき」というか「きらい」というかです。調べ学習などは,「すき」です。でも,「まとめ」や「話し合う」のがきらいです。社会の勉強は,いろいろな事が分かります。でも,やっぱりどちらかというと,「きらい」が多いです。

2008年5月23日 (金)

あんあん・アンケート(1)~傷つけられた言葉

 学級で飛び交う言葉は、あたたかくてまあるいものばかりではない。心にぐさりとつきささり、傷つく言葉もたくさん飛び出す。次の結果は、先日の子どもたちのやりとりをもとに、急遽行った(日記に書いてきてもらった)「これまでに言われて傷ついた言葉」調査の結果である。こうやって並べてみると、やっぱりすごい言葉を使っていることが分かる。

  1. うざい
  2. ばか
  3. だまれ
  4. きもい
  5. しね
  6. きえろ
  7. さいてい
  8. でぶ
  9. どっかいけ
  10. くそ
  11. さわるな
  12. じゃま
  13. ださい
  14. ぶす
  15. へた
  16. まぬけ
  17. あっちいけ
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
フォト

本日の1枚

  • ウォーキングで見つけたもの 2017
 /05/11
    日々の教育実践、わたしのくらしの中から、最も心に残った場面を切り取って紹介していこうと思います。

初めてみた光景・風景・撮っと景

  • もみじのたね
    世の中便利になりました。これまでは、びっくりするようなシーンに出合っても、言葉でしか伝えられないことが多かったのですが、持ち歩く携帯電話でパチリと写しておけば、画像を見ながら話せます。 このアルバムは、わたしが出合った初めての風景を紹介したいと思います。あくまで、わたしが初めて見た風景ですので、「知ってるよ」ということもたくさんあるかも知れませんが…。

お薦め教育本

  • ‘人間と性’教育研究協議会編: 新版 人間の性の教育 全6巻
    子どもたちの事実を見つめ、そのニーズに応える性教育の実践。「どこでもだれでも取り組める性教育」をめざして、理論と実践を分かりやすくまとめてある。
  • 種村エイ子: 「死」を学ぶ子どもたち
    種村先生の出前「いのち」の授業。光栄にも、執筆協力させていただいております。
  • 金森俊朗: いのちの教科書
    わたしの目標とする教師の一人・金森俊朗さん。実践構想の土台の広さ、子どもを見つめる視点の豊かさと確かさ…。教師として生きるものに、エネルギーを与えてくれます。
  • 金森俊朗: 希望の教室
    金森先生の実践づくりの発想・方法が、具体的な授業実践を通して学べる。

PV

  • PV
無料ブログはココログ