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2014年2月12日 (水)

天までとどけ2013/第72号:学習発表会・保護者の皆さんの感想(2)

  歩き続けよう!  Wさん
「歩き続けよう」本日の学習発表会は、先日の半成人式と同じくらい子供の成長を感じることができました。
 四年一組の朗読は、言葉のひとつひとつが胸に響き、生きることの大変さが、前に進むことの大切さ、とても大事なメッセージを受け取ることができました。これからの人生、立ち止まる時もあると思いますが、子どもとともに「歩き続けよう!」と強く感じることができました。

  学習発表会感想  Sさん
 今年はどんなことをするのかな…と楽しみにしていると、佐野有美さんのことをするよ!と聞き、「誰だろう?」と思っていました。家で、毎日のようにセリフの練習をしていたので、当日は私もどきどき。みんな大きな声でハキハキと自分のセリフを発表していて、佐野有美さんのことを全く知らなかったけれど、有美さんの障害のこと、前向きに生きていく姿が十分伝わり、すごく感動しました。
 最後の有美さんの歌も、一組のみんなが歌う姿、声、とても心に響いて素晴らしかったです。そして、先生の生演奏、子どもたちの歌声を際立てて素敵でした。
 帰宅して、私自身もっと有美さんのことが知りたくて、有美さんのことを調べて、あみさんの歌声を聞いて、また涙…。精一杯生きる。
 これからいろんなことを体験していく中で、嬉しい事も、つらい事もたくさんあると思けど、有美さんのように、どんな時にも前向きに、明るく乗り切っていってほしい。そう思う、とても素晴らしい学習発表会でした!

 学習発表会  Tさん
 いつも賑やかな四年一組の子供たちが、どう佐野有美さんの事を伝えるのか、興味津々でした。舞台に上がったみんなの顔、いつになく真剣で、授業参観で見た時とは違っていました。佐野有美さんのご両親の思いや、生まれたことに感謝してる思い、力強く生きる様子等がすごく伝わってきて、とても素晴らしい発表会でした。又、村末先生のギターでさらに感動させてもらい、短い時間でしたが内容がいっぱい詰まった発表でした。
 周りに座っていた他のクラスのお母さんたちも、「すごくよかったね~」と話してました。

              匿名希望さん
 学習発表会をとても楽しみにしていました。どの子どもも堂々と発表していて、とてもよかったと思います。佐野有美さんの気持ちが伝わってきた発表会でした。
 有美さんのように、みんなも仲間とともにあきらめないで、歩き続けてほしいと思いました。

                    Kさん
 大きな声でみんな発表できて、すばらしいでした。内容もよく、とても感動しました。また来年が楽しみです。 

■朗読劇・「歩き続けよう」台本
 参考文献:藤本美郷著『笑顔の架け橋~佐野有美・手足のない体に生まれて~』(佼成出版社)

  • 「先天性四肢欠損症」
  • 佐野有美さんは、手足がほとんどない障がいを持って生まれてきました。
  • 家族の愛情にささえられ、持ち前の明るさで、小さい頃から、食事や着替え、運動などに挑戦し、自分でできることを少しずつ増やしていきました。
  • 「人間は、それぞれ役割があってこの世に生まれてくる。わたしの役割は、みんなを笑顔にすること…」。
  • これは、そんな有美さんの物語です。
                ※
  • 三歳の佐野友香ちゃんに、妹ができました。
  • 友香ちゃんは、お母さんの大きなお腹に耳を当てて、
  • 「赤ちゃん、早く生まれてきてねー」
  • お父さんも、お母さんのお腹をなでて、言いました。
  • 「元気に生まれてくるんだぞー」
                ※
  • 1990年4月6日…。
  • 愛知県豊川市に住む、佐野一夫さんと初美さん夫婦に、2235グラムの女の子が生まれました。
  • 友香ちゃんは、いよいよお姉ちゃんになったのです。
  • やわらかい髪に、ピンクのくちびる。
  • 生まれたばかりの赤ちゃんは、目をぱっちりと開けて、あたりを見回しています。
  • けれども、助産師さんはかわいい赤ちゃんの体を見てぎょとしました。
  • なぜなら、その赤ちゃんには手も足も見あたらなかったからです。
  • 一夫さんは、頭の中が混乱したまま、
  • 新生児室で眠っている赤ちゃんを見ては、何度も何度も他の赤ちゃんに目をやりました。
  • 「手も足もないなんて…。この先、この子は生きていても、何もできない。将来、苦労ばかりだろう…。それなら、いっそのこと…。」
  • 一夫さんの腕が、赤ちゃんに伸びていきました。
  • 愛する娘をだきしめるためではありません。
  • 父の大きな手は、赤ちゃんの口元をおさえるために差し出されたのです。
  • しかし、その瞬間、赤ちゃんがニコッと、一夫さんに笑いかけたではありませんか。
  • 「わたしは、生きたいの。」
  • 赤ちゃんの顔は、そんな顔でした。
  • 「悪かった。君を必ず幸せにしよう。」
  • 一夫さんは、この時、そう心にちかったのです。
                ※
  • 「わたしの赤ちゃん、どうしたの? まだ赤ちゃんに会えないの?」
  • 初美さんは、一夫さんに問いました。
  • 「赤ちゃんには、障がいがあってな…」
  • 「だいじょうぶよ。指の一本や二本。自分の子だもの」
  • 「いや、赤ちゃんには、手足がほとんどないんだ」
  • 「何ですって。手と足が?そんなの信じられないわ」
  • 初美さんは、急いで赤ちゃんの所にかけつけました。
  • そして、だっこして、あかちゃんの手をさがし、足もさがしました。
  • 「こ、これが、わたしの子なの…」
  • そう言ったまま、初美さんはだれとも口をきかなくなってしまいました。
                ※
  • 初美さんは、自分が産んだ子だと頭ではわかっていても、その姿を見ると、どうしてもかわいいと思えませんでした。
  • しかし、フランス語で「友だち」を意味する有美と名付けられた「有美ちゃん」は、すくすくと大きくなっていきました。
  • 喜んだり、笑ったり、表情も豊かに育っていったのです。
  • あるとき、有美ちゃんが足でベビーベッドのさくを触っているのを見た初美さんは、ふと思いました。
  • 「もしかしたらこの子は、何でも足でできるんじゃないかしら」
  • 気がつくと、有美ちゃんは足を使っていろいろなことをしていました。
  • 「有美は、何もできないんじゃない。きっと“有美スタイル”で生きていけるはずだわ。」
  • 闇の中から、ひとすじの希望が見えた瞬間でした。
                ※
  • それまで、乳児院に預けられていた有美ちゃんは、家族の元に引き取られることになりました。
  • 有美ちゃんを間において、一夫さんと初美さんはぎゅっと手を握り合いました。
  • 「有美は、有美にしかできない役割を持って生まれてきたんだ。二人で、しっかりと育てていこう」
                ※
  • 桜が満開の四月。
  • 有美ちゃんは、お姉ちゃんが通っている地元の小学校へ入学しました。
  • 「こわくないよ!お友だちになってね。」
  • ものおじせずに、誰にでも話しかける有美ちゃんのまわりには、
  • 自然に人が集まり、どんどん友だちができていきました。
  • しかし、有美ちゃんは、ただお母さんに手伝ってもらうばかりではありませんでした。
  • おはしを使って食べること、
  • はさみを使って紙を切ること、
  • 字を書くこと、
  • 給食係の仕事も、
  • 水泳だって。
  • 何にでも挑戦することで、ひとつひとつできる世界を広げていったのです。
                ※
  • 「あらってあげるね」
  • 仲良しの子が、有美ちゃんにとって大切な手のかわりの足の指を洗ってくれます。
  • 「いただきまーす」
  • となりの席の子が、牛乳のふたを開けて、ストローをさしてくれます。
  • 有美ちゃんと共に過ごしてきた友だちも、有美ちゃんの身のまわりのことを自然と手伝ってくれるようになっていました。
  • 仲良しの親友たちは、昼休みもいっしょに教室で過ごしてくれました。
  • 「ごめんね、わたしもバスケットに行くね」
  • ところが、ある日気がつくと、まわりにはだれもいなくなってしまったのです。
  • 「一人はいや! みんなについて行きたい」
  • 有美ちゃんも、車いすで追いかけました。
  • でも、目の前に階段が…。
  • 「わたし、おりられない」
  • その日から、毎日、昼休みは一人ぼっち。
                ※
  • そして、有美ちゃんは、しばらくしてから、気がつきました。
  • 「友だちは、今まで、わたしに付き合ってくれていたんだ。今まで、みんなのやさしさに気がつかなかったなんて。」
  • 涙が、ポタポタとこぼれていきました。
                ※
  • 「有美、チアリーディング部を見に行こうよ」
  • 「すてきだなあ。うらやましいなあ。でも、自分には、ぜったい無理だよ。」
  • 「そんなことないよ。」
  • 友だちに背中を押され、勇気を出して、先生にたずねてみました。
  • 「先生、わたしでも、チアリーディング部に入れますか?」
  • 「あなたのいいところは、どこ?」
  • 「えっと…、あっ、笑顔と元気です!」
  • 先生は、にっこりうなずきました。
  • こうして、チアリーディング部の一員になった有美ちゃんは、
  • 自分が踊れない分、タイムを計ったり、アドバイスをしたり、チーム紹介の進行をする係になりました。
                ※
  • けれども、有美ちゃんにまた悩む日がやって来ます。
  • 「踊れない自分が、ここにいていいのか。わたしが、ここにいたら、みんなにめいわくをかけるのではないか」
  • 「有美は、わたしたちのことを一番良く見てくれているよ」
  • 「一番いいアドバイスをしてくれてるじゃん」
  • 「だって、みんな仲間じゃん」
  • その言葉を聞いたとたん、有美ちゃんの目から涙かあふれ出しました。
  • 「大切に思ってくれる人たちから差し伸べられる手。自分が素直になって、そして勇気を出して、みんなの手をつかまなければ、いつまでも一人ぼっちでいるしかないんだ。」
  • 有美ちゃんは、こうして前を向き、また力強く歩き始めたのです。
                ※
  • その後、有美ちゃんが、仲間や両親への感謝の気持ちを書き綴った詩が、レコード会社のプロデューサーの目にとまりました。
  • 有美ちゃんは、二〇一一年六月に歌手デビューを果たしたのです。
  • 人間の価値は、見た目でもなければ、能力の差でもありません。
  • 大切なものは、たがいにみとめあい、支え合う心の中にあるのです。
  • わたしたちは、佐野有美さんから、大切なことを教えてもらいました。
         ※
  • 歌「歩き続ける」

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台本読むことができて嬉しいです〜すごいですね。四年生でできるんですね。私もみたかった〜

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